WORLD SIMULATION LABORATORY / WORK 03

微睡みの外側

識別番号:SOKKIKISHIKI-03
分類:詩
記録年:2026
演習者:推合錐
拉ひしゃげて、いく。
藁人形に釘を持たせるように、おかしくなっていく。

劫初に過ぎないらしい

「君だけの都合じゃないんだよ」
微睡みの中の会話。それだけはっきりと覚えている。

過剰な褒めでなく率直な感想が欲しいという彼女に、もう1人は
「関係が壊れることを考慮していないのか」
という旨の発言をした。
すでにその時点で関係性などというものは壊れかけているのだろうが、私は後者に賛成した。

なにが「いけた」んだよ
(幻聴に歯向かうな)

纏わり付く執拗い白の壁に中指を立てた。
微睡みの外側なんて意味を持てない野次で溢れかえっていて、それらに反応を示すことから始まり、私は成り下がる。